2015年 10月 03日
終わってしまった後のこと3 |
何度もやりとりを繰り返すうちに、彼女の方から「会いたい」と言ってくれた。
僕はきっと元に戻れる、と思いながら喜んでデートのセッティングをした。
ショッピングをしたり、食事をしたり、ドライブ、映画を見に行くこともあった。
少しずつだけれども、彼女は僕に心を開いてくれていたのがわかった。
きっとやり直せる。
そのかすかな希望が、僕にとっては何よりも大きなものだった。
二人の関係は振り出しに戻ったけれど、こうしてまた一緒に過ごす時間を作れるようになったじゃないか、そのうちきっと、僕は元の通りに幸せな毎日を取り返せる、と感じていた。
頻繁に会うようになったある日、彼女の方から、携帯をもう一台買おうかと思っていると相談された。
その頃には、毎日のように電話をしていたため、電話代を節約するために二人の連絡用の電話を買おうという提案だった。
せっかくだから一緒に買いに行こうとショップに行くと、彼女は立派なことに、自分の分は自分で買うから、と名義も支払いも別で手続きをした。
1週間後にまた会おうと約束をすると、彼女は映画のチケットを僕にくれた。
「来月公開のコメディー映画を見に行きたい。一緒に行こう」
嬉しかった。
時間はかかったけれど、また元通りになれた。
きっと、一緒に過ごした時の事を思い出してくれるだろう。思い出さなかったとしても、これから一緒に楽しい思い出を沢山作っていこう。
辛かった時が一度に報われたような気持ちがしていた。
きっと、元に戻れる。
本当にそれだけが僕の生きる目標だった。
僕はきっと元に戻れる、と思いながら喜んでデートのセッティングをした。
ショッピングをしたり、食事をしたり、ドライブ、映画を見に行くこともあった。
少しずつだけれども、彼女は僕に心を開いてくれていたのがわかった。
きっとやり直せる。
そのかすかな希望が、僕にとっては何よりも大きなものだった。
二人の関係は振り出しに戻ったけれど、こうしてまた一緒に過ごす時間を作れるようになったじゃないか、そのうちきっと、僕は元の通りに幸せな毎日を取り返せる、と感じていた。
頻繁に会うようになったある日、彼女の方から、携帯をもう一台買おうかと思っていると相談された。
その頃には、毎日のように電話をしていたため、電話代を節約するために二人の連絡用の電話を買おうという提案だった。
せっかくだから一緒に買いに行こうとショップに行くと、彼女は立派なことに、自分の分は自分で買うから、と名義も支払いも別で手続きをした。
1週間後にまた会おうと約束をすると、彼女は映画のチケットを僕にくれた。
「来月公開のコメディー映画を見に行きたい。一緒に行こう」
嬉しかった。
時間はかかったけれど、また元通りになれた。
きっと、一緒に過ごした時の事を思い出してくれるだろう。思い出さなかったとしても、これから一緒に楽しい思い出を沢山作っていこう。
辛かった時が一度に報われたような気持ちがしていた。
きっと、元に戻れる。
本当にそれだけが僕の生きる目標だった。
by kendokasin_2005
| 2015-10-03 16:19
| 吐き出せない本音